「夢の島大橋」架替え 仮橋工事スタート 都建設局

東京

夢の島大橋(東京都資料より)

 東京都建設局は夢の島大橋の架け替えで、皮切りとなる仮橋の設置工事をスタートさせる。初弾工事(仮橋設置工事その1)の施工者を7月中に公示する希望制指名競争入札(技術実績評価型総合評価方式)で決定。後続工事を含め数カ年で仮橋を完成させた後、既設橋の撤去工事と新橋の架設工事を内回り橋、外回り橋の順に進める。鋼3径間連続鋼床版箱桁橋を想定する新橋の詳細設計も2026年度内に着手する方針だ。  夢の島大橋は砂町運河で隔てられた江東区新砂1丁目地内~夢の島1丁目地内間を南北に結ぶ明治通りの橋梁。1968年・79年に完成した西側の内回り橋208㍍と、74年に完成した東側の外回り橋171㍍に分かれている。内回り橋は鋼床版3径間ゲルバー式鈑桁橋の主径間と鋼単純合成鈑桁橋の側径間で計5径間、外回り橋は鋼3径間連続非合成箱桁橋となっている。  架設から50年以上がたち損傷が著しく、塩害による劣化も進行していることなどから全て架け替える。  架け替えの流れを見ると、まず内回り橋の西側に仮橋を設置し、内回り橋の交通を切り替えた上で、内回り橋の既設橋撤去と新橋架設を行う。続いて新しい内回り橋に外回り橋の交通を切り替え、外回り橋の既設橋撤去と新橋架設を実施する予定でいる。  仮橋は橋長215㍍、有効幅員7・5㍍。H形鋼と鋼管杭の基礎を持つ逆T式橋台や鋼製橋脚の下部工を築造し、プレートガーダー橋と中路式トラス橋の上部工を架設する。  仮橋の設置工事は南北の陸地区間と運河部の3工区に分ける。初弾工事は夢の島1丁目の南側陸地区間が対象で、業種は一般土木、工事発注規模価格帯は4億6000万円以上6億5000万円未満。工期250日で完了させて27年度から運河部の工事に入り、新砂1丁目の北側陸地区間の工事までを数カ年で進める。  仮橋の設置後に架設する新橋は橋長が228㍍、幅員が内回り橋と外回り橋の合計で30㍍。鋼管矢板の基礎を持つ逆T式橋台や張り出し式橋脚の下部工を造り、鋼3径間連続鋼床版箱桁橋の上部工を架設することを想定している。  大日本ダイヤコンサルタント(千代田区)が新橋の予備設計、仮橋の詳細設計、道路部の予備設計を手掛けた。12月7日の納期で既設橋の撤去設計も担当している。