「人」愛知県測量設計業協会 会長 西出剛大(にしで・たけひろ)さん

中部【2026/07/10 中部版に掲載】

インタビューを受ける西出会長

 5月の総会で愛知県測量設計業協会の会長に就いた。全国各県の測量設計業協会で最も若い会長として、「先輩方が築き上げてきた経験を大切に踏襲しながら、時代に合わせた協会活動を行いたい」と意欲を見せる。  自社の大増コンサルタンツ入社時は、公共事業が激減し建設業が厳しい時代。頑張りが報われない状況だったが、30代から参加した協会活動で、先輩会員が官公庁に意見を出し納期の平準化など制度を変える姿を見て、「この業界にも未来があると思えた」。  大学卒業後3年間のイギリス生活で、人種や立場の違いで多様な考え方があることを経験し、いろいろな意見を受け入れる土壌ができた。「会長として率先して課題を提示し、意見を行政に届ける役割を担いたい。対立ではなく協調することでお互いが良くなり、持続可能な業界になる」と抱負を語る。  「測量設計業は、縁の下の力持ち的なところが魅力」と、報酬や名誉に関係なく、仕事に誇りを持つ技術者を尊敬している。「そういった技術者が働く地元企業が、輝ける場をつくることが協会の役割」と話し、家族や周りの人に誇りを持てる業界を目指す。  趣味のサッカー観戦では、長年イギリスのアーセナルFCを応援しているが、ワールドカップでは日本代表の活躍に心躍らせた。「人は目標や大義があると頑張れる。そこを見せることがリーダーの仕事だ」。自身も新しい会長として、その姿を見せる心構えだ。  【略歴】2000年立教大学経済学部卒、06年大増コンサルタンツ入社。17年同社代表取締役就任。名古屋市出身。48歳。