荒川区 新庁舎の延べ床面積は3万8000平方㍍を想定

東京【2026/07/15 東京版に掲載】

1968年の完成から約60年が経過する現庁舎

 荒川区は7月9日、「第6回荒川区新庁舎整備基本構想・基本計画策定委員会」を開き、新庁舎の規模や機能などの案を示した。階数は地下1~2階地上12~13階建て、延べ床面積は約3万8000平方㍍を想定している。  規模は、現庁舎の狭あい部の解消や防災機能の強化などによる必要面積の拡大、他区庁舎(世田谷区、中野区、品川区、葛飾区、江戸川区、北区)の事例や職員数をもとに算出。職員1人当たりの平均延べ床面積(23平方㍍)や、現庁舎と北庁舎、分庁舎、がん予防・健康づくりセンター、あらかわエコセンターなど集約施設の職員数1783人を算出の対象とした。階数は60㍍の高さ制限を踏まえたもの。  新庁舎は、構造体(スケルトン)と内装・設備(インフィル)を分け、レイアウトの自由な変更を可能とし、長寿命化やメンテナンス性の向上を図る。構造形式は今後の設計段階で決める。  浸水対策として1階部分をかさ上げする他、下階非着床エレベーターの導入、止水板の設置を検討する。環境面は太陽光や雨水、高効率空調・照明などを活用し、ZEB Readyの達成を目指す。  周辺整備は、歩行者や車両の動線として南側の明治通り、北側の補助90号線と接続する。敷地西側に接する木密地域への延焼を防ぐ防火樹林帯の設置、隣地の荒川公園を分断する補助186号線の廃止、荒川区民会館(サンパール荒川)の移転などを計画する。  新庁舎と周辺施設の配置案は、西側に公園、中央に広場、東側に新庁舎、北側に区民会館を置き各施設の機能分離を図るA案、区民会館を中央、東側に新庁舎を置き、周囲を公園・広場で囲むB案の2案を提示。今後の協議で配置案を固める。  計画地面積は2万6818平方㍍。建ぺい率は80%、容積率は600%。  2026年度内に基本計画を策定し、27年度に基本設計、31年度~33年度で工事を進める方針だ。  現庁舎の規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上7階建て延べ1万6770平方㍍。1968年の完成。2009~11年に耐震化工事を行った。所在地は荒川2ノ2ノ3。  次回の委員会は9月以降に開催し、庁舎内部の配置や整備手法、全体スケジュールなどを検討する。