建設トップランナーフォーラム(1) 新たな挑戦 踏み出す契機に
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全国の地域建設業の経営者が参加する建設トップランナー倶楽部(米田雅子代表幹事)は6月19日、第20回建設トップランナーフォーラムを開いた。20回目の節目を迎え、最後の開催となった今回は「20年の軌跡、そして新たな挑戦へ」をテーマに設定。公共事業費の削減、東日本大震災の発生、少子高齢化に伴う担い手不足など、この20年の建設業を取り巻く環境の変化に合わせ、進化し続けたフォーラムの変遷を振り返った。
フォーラム実行委員長を務めた吉崎工務店(島根県隠岐の島町)の吉崎英一郎社長は「参加者の『地域のために挑み続ける』という情熱が消えることはない」と強調し、「最後のフォーラムを新たな挑戦に踏み出す契機にしたい」と会場に集まった関係者に呼び掛けた。
会場では、石破茂前首相のビデオメッセージが紹介された。石破氏はこの中で、人口減少の本格化と日本の国際競争力の低下に対する危機感を示し、「日本という国が今後どうあるべきか、そこにおいて建設業がどのような役割を担うか。今日のフォーラムで意見を交わしてほしい」と話した。
会場を訪れた金子恭之国土交通相は、「建設業と他産業との連携をテーマに意欲的に取り組んでくれた」と、これまでの活動に敬意を表し、「20年間の成果が建設業の発展に生かされることを期待している」と続けた。
根本幸典副農林水産相も「地域に根差した建設業が農林水産分野と連携し、地域課題の解決に積極的に取り組んでいる」と、建設トップランナー倶楽部に参加する経営者らに謝意を示し、「農水省としても、現場から生まれたさまざまな知見を政策に反映し、今後の農林水産政策に生かす」と強調した。
在任中からフォーラムに出席している太田昭宏元国交相も登壇し、「日本は今、少子高齢化や人手不足、AIの活用といった構造変化の真っ只中にある」との認識を示し、「これらの構造変化は、建設業をはじめとする現場で汗を流す産業が、全て引き受けなくてはならない。20年間で築き上げたつながりを生かし、難局に臨んでほしい」とエールを贈った。
国土学総合研究所の大石久和所長は「農水省と国交省が手をつなぎ、建設トップランナー倶楽部を支えてきたことは、歴史的に見ても意義深い」と述べ、「国土から得られる恵みを最大化しようという、両省の努力に社会の関心を集めてくれたこのフォーラムに感謝したい」と続けた。
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全国の建設専門紙が加盟する「地方建設専門紙の会」は、6月19日に開かれた第20回建設トップランナーフォーラムを取材しました。当日のフォーラムのようすを全6回で連載します。
(地方建設専門紙の会)
※役職は6月19日時点
