千代田区 日比谷図書文化館整備 改築を軸に検討
東京【2026/07/16 東京版に掲載】
千代田区は、日比谷図書文化館の整備について、改築を軸に検討する。7月中にも基本構想検討会を設置し、施設のサービス内容や利用状況に関するアンケートを行う。11月までに基本構想案をまとめ、順調なら2027年1月にパブリックコメントを実施。2月中に基本構想を策定し、3月に基本計画案の作成準備に入る方針だ。
日比谷図書文化館は、鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建て延べ1万0154平方㍍。所在地は日比谷公園1ノ4、敷地面積は2767平方㍍。国会通り沿いで市政会館・日比谷公会堂に隣接する。1957年に都立日比谷図書館として完成し、61年に4階部分を増築。2009年に閉館後、東京都から千代田区に移管され、10~11年に全面改修して日比谷図書文化館として開館した。現在、建物は千代田区、土地は都が保有している。
館内には図書館機能の他、展示室などのミュージアム機能、貸室や特別研究室などの文化活動・交流機能、日比谷カレッジ、ショップ、カフェ、レストランがある。築68年、全面改修から14年が経過し、建物や設備の老朽化が進む。改修時の調査で躯体の一部に欠損が見つかっており、地震時の安全性やバリアフリーの面にも課題が残る。
25年度の検討を踏まえ「抜本的な見直しが必要」と判断。26年度の検討会には、図書館情報学の専門家や図書館関係者、社会教育関係者、地元住民らが参加。施設整備の考え方や基本方針、導入機能などを議論する。
都立公園内のため、建て替え後も図書館機能と博物館的機能を持つ、同程度の規模の施設とすることが求められており、アンケート結果なども参考に、区は施設の更新を目指す。
