基本計画を作成へ 東京都リハビリテーション病院の大規模改修
東京【2026/07/16 東京版に掲載】
東京都保健医療局は東京都リハビリテーション病院の大規模改修に向けた基本計画作成業務の希望制指名競争入札を7月14日に公示した。別地に仮設病棟を建てて機能を移し、延べ床面積約1万6000平方㍍の病棟に改修を施す流れを想定。都市計画・交通等計画A~Cの競争入札参加有資格者から7月17日まで希望申請を受け付けて8月19日に開札する。2027年3月15日までに業務成果を得て、早ければ27年度に設計に着手する予定だ。
東京都リハビリテーション病院は墨田区堤通2ノ14ノ1(敷地面積5354平方㍍)に立地し、規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上6階建て延べ1万6632平方㍍。共同建築設計事務所(新宿区)が設計を、大成・日産・東武谷内田JVが施工を手掛けて1989年11月に完成した。
病床は回復期リハビリテーション病棟の131床と一般病棟の34床で合計165床。指定管理者の東京都医師会に2028年度までの管理・運営を任せている。
築35年がたち老朽化が進んでいることから、23年度にティーメック(松山市)が劣化状況を調査。配管の劣化や雨漏り、外壁の剥がれなどを確認していた。また、25年度に共同建築設計事務所が基本計画策定準備業務を手掛け、改修方法やスケジュール、概算事業費の検討を行った。
これらを踏まえて26年度に基本計画を作成する。現段階での主な改修方針は▽今後20年程度は大規模改修を行う必要がないよう各設備を更新▽工事期間は原則3年以内▽既存エレベーターを更新し、うち1台は停止階を6階まで延長―など。浸水対策として低層階の設備機器を屋上階へ移設することなども検討していく。
仮設病棟の建設地は墨田区墨田5ノ16の面積約1万平方㍍。都都市整備局が補助第120号線(鐘ケ淵通り)の整備などのために所有する事業用地で、現在は墨田区が無償で借り受けて運動広場にしている。
用途地域は準工業地域で、建ぺい率は80%、容積率は200%。第3種高度地区と準防火地域に指定されている。
仮設病棟の建設に当たり土壌汚染調査を行うため、委託先を決める希望制指名競争入札の手続き中。7月17日まで希望申請を受け付けて同月31日に開札する。履行期限は27年1月29日。
調査の結果、必要であれば対策工事を行って、仮設病棟の基本設計をスタートしたい考え。
■看護・医師宿舎も改修検討
また、同病院に隣接する看護・医師宿舎も改修を検討している。墨田区堤通2ノ9ノ1(敷地面積2227平方㍍)に立地し、規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ1930平方㍍。GK設計(豊島区)が設計を、安藤・東武谷内田JVが施工を手掛け、90年1月に完成した。医師公舎7室と看護宿舎38室、保育室を配置している。
