日本水素エネルギー 川崎の高圧水素パイプライン JFEエンジにEPC発注

神奈川【2026/07/16 神奈川版に掲載】

延長約4㌔のパイプラインを整備する

 【川崎】日本水素エネルギー(東京都港区虎ノ門1ノ2ノ3)は、川崎臨海部で建設する高圧水素パイプラインのEPC(設計・調達・施工)業務をJFEエンジニアリング(東京都千代田区)に発注した。パイプラインは「JFEスチール東日本製鉄所(京浜地区)扇島地区」で建設中の液化水素貯蔵基地に直結し、延長は約4㌔。2030年度の液化水素サプライチェーンの社会実装開始を目指す。  パイプラインの整備場所は、水素供給拠点となる扇町地区から京浜運河を経て扇島地区で建設中の液化水素貯蔵基地に至る延長約4㌔。30年度までは国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業「大規模水素サプライチェーンの構築」の実証として、気化した状態の水素を運搬する。  実証が終了した後の社会実装フェーズでは、水素の調達元は国内から海外に変更する。パイプラインは水素基地を起点として川崎臨海部の供給先へ水素ガスを輸送するために使用。供給先が電気や蒸気に変換することを想定する。最大で年間100万㌧規模の水素を輸送できる仕様とする。  パイプラインと接続する水素基地は、川崎重工業・大成建設・東亜建設工業JVの施工で25年に着工。30年1月末の工事完了を目指す。大型水素タンクは三重殻平底円筒地上式貯槽を採用する。規模は直径60㍍、高さ45㍍。マイナス253度の液化水素約5万立方㍍を貯蔵可能とする。  建設地は川崎市川崎区扇島8の敷地約21㌶。日本水素エネルギーがJFEホールディングス(東京都千代田区)、JFEスチール(同)から賃借する。