【インタビュー】静岡県防水工事業協会の会長に就任 鈴木陽介氏 「60周年は新たなスタート」

静岡【2026/07/24 静岡版に掲載】

静岡県防水工事業協会会長に就任した鈴木陽介(すずき・ようすけ)氏

 来年、創立60周年を迎える。そのかじ取り役として会長に就任した。就任後、「歴代会長をはじめ、多くの諸先輩方が協会発展のために尽力していただいた」と感謝の言葉。同時に「60周年はゴールではなく、新たなスタート。先輩方から受け継いだ技術や信用をさらに発展させ、次の世代へしっかり引き継ぐことが役割」と気を引き締め、若い技術者が誇りと希望を持って働ける業界づくりを進める。  建設業界は、担い手不足や資材価格の高騰など大きな転換期にある。担い手3法の改正について「技術者の処遇改善や人材確保を進める大きな機会」と前向きに捉え、人材確保に向けては「若い世代に防水を知ってもらいたい」と情報発信力を強化する。さまざまな課題はあるが「成功体験を協会全体に水平展開、波及させることが重要」と解決に向けて取り組む。  行政に対しては「高性能な材料を適切に選定し、ライフサイクルコスト(LCC)や建物の長寿命化を見据えた施工を実現することが重要。資源の有効活用や環境負荷低減、持続可能な社会の実現につながる」とメーカー主導だけではなく、施工者側から積極的に材料や工法を提案していく。  座右の銘は「備徳一瞬」、一瞬の機会のために備えること。「業界発展のために備えを怠らず、その一瞬を見逃さない」というまなざしは、鋭いだけでなく、やさしい輝きを放つ。 【略歴】応化建材工業(浜松市中央区)代表取締役。2026年6月の総会で静岡県防水工事業協会の会長に就任、全国防水工事業協会中部支部の幹事も務める。浜松市浜名区出身、44歳。