藤沢駅南口391地区再開発 着工時期は31年以降に 

神奈川【2026/07/22 神奈川版に掲載】
 【藤沢】藤沢駅南口391地区市街地再開発準備組合は、工事費の上昇を受け、同地区市街地再開発事業の着工時期を2027年から31年以降に先送りする。組合事務局によると「24年に事業計画をまとめた時から工事費は約1・5倍に上がっている」という。工事費用の減額に向け設計を見直すとともに、保留床の処分方法も再検討する。27年度中に事業計画を見直し、29年の本組合設立、30年の権利変換計画設立認可を目指す。  施行区域は藤沢市南藤沢2ノ1の敷地約3180平方㍍。区域内にある「フジサワ名店ビル」「ダイヤモンドビル」「CDビル」の3棟が老朽化していることから、敷地を共同化して1棟のビルに建て替える。  再開発ビルの規模は鉄筋コンクリート造地下2階地上17階建て延べ約3万5200平方㍍。低層部に店舗、中層部にオフィス、上層部にホテルを配置する他、多目的ホールなども備える。事業協力者はフジタ(東京都渋谷区)。基本設計はフジタと平田晃久建築設計事務所(東京都港区)が手掛けた。  建設業の人手不足や資材費高騰により工事費が24年から約1・5倍に上昇。当初の計画では事業費を270億円と見積もっていたが、400億円近くになるとみている。工事支出金と保留床処分費に大きな乖離(かいり)がある状況となり、事業計画を見直すことを決めた。27年に閉館する予定だった既存ビル3棟については営業を継続する。  組合は「既存建物の中には耐震性に問題があるビルもある。安全な街をつくるために1日でも早く工事を始めたい」としている。