「骨太の方針」でナニが決まる? 別枠の国土強靱化、ホントに上限なし!?

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このコーナーでは、ベテランたぬき記者の「ぽんせつ先生」が、知りたがりの九官鳥「キューメット」の質問に答えます(Q=キューメット、P=ぽんせつ先生)。 P.「骨太の方針」が閣議決定されました。 Q.骨太?ナニソレ? P.骨太の方針は「経済財政運営と改革の基本方針」の通称です。政府・与党の翌年度の予算編成の考え方を整理したものです。 Q.もう来年度の話か。ナゼ骨太なの?。予算編成の方針でいいじゃん。 P.骨太の方針を最初につくった2001年に、当時の宮澤喜一財務相が各省庁の予算折衝から離れた「骨太の議論」を求めたことがきっかけとなり、この通称で呼ばれるようになりました。首相官邸の意向や与党の議論を反映する骨太の方針に記載のない事業は、予算を要求することも難しくなるため、政府・与党内で一言一句について厳密な意見が交わされます。 Q.ふーん。それで今回のポイントはナニ?また公共事業費の話がしたいんでしょ。 P.通常歳出とは別枠の「強く豊かな日本投資枠」を設けることになりました。各省庁は危機管理投資や成長投資について、上限なく必要額を要求できるようになります。国土強靱化関連の予算もこの投資枠を使って通常予算と別枠で計上する考えが示されました。 Q.それで公共事業費は増えるの? P.第1次国土強靱化実施中期計画の関連予算を別枠で計上する方針を示したもので、公共事業費の増額を約束したものではありません。その一方で、高市内閣は大型補正予算に依存した財政運営から脱却する方針も示しており、従来の補正予算ではなく、当初予算に国土強靱化予算が計上する公算も高くなりました。 Q.増えるかどうか聞いてるじゃん。ちゃんと教えてよ。 P.骨太の方針は予算編成の第一段階です。この後、概算要求基準、概算要求、予算折衝、閣議決定の流れで進み、年内までに来年度予算案の骨格が見えてきます。秋の国会には、補正予算案も例年提出されます。公共事業費が増額されるかは現時点で分かりません。  建設業界や公共事業に関心の高い国会議員らは、25年度補正予算と26年度当初予算の合計額を上回る公共事業費の確保を求めています。当初予算化によって総額が減らないよう、当初予算と補正予算の合計額である国費8・6兆円を上回るかが焦点になるでしょう。 Q.去年みたいに当初予算で220億円しか増えないとか、もうやめてほしいよね。物価上昇分だって上乗せしてないし。 P.そうですね。ここ数年の物価上昇分を考慮すると、公共事業費は実質的に減少しています。予算を大幅に増額しないと、発注件数の減少が続くことになってしまいます。