静岡市 清水森林公園再整備へ民活導入調査

静岡
 静岡市は、清水区西里の清水森林公園「やすらぎの森」の再整備に向け、民間活力導入可能性調査と用地測量を一体的に行う事業者を公募型プロポーザル方式で決める。民間事業者との対話を通じ、再整備事業の実現性や事業手法を検証する。契約上限額は3800万円(税込み)。参加申請を8月7日正午まで受け付ける。企画提案書の提出期限は8月21日正午。書類選考やプレゼンテーションなどで審査し、順調なら9月3日に結果を公表する。契約期間は2027年3月末まで  参加者には、過去10年以内にPPP・PFI導入可能性調査や民間活力導入可能性調査などの実績を求めるほか、測量法に基づく登録と測量士の配置を参加資格としている。共同企業体(JV)での応募も認める。  市は今回の調査を通じて、公園再整備の地域への波及効果や事業成立条件を整理し、実現可能性が高い事業スキームの検討を目指している。  清水森林公園は黒川キャンプ場の開園以来、自然体験型の公園として親しまれてきたが、施設の老朽化や利用ニーズの変化への対応が課題となっている。また、中部横断自動車道両河内スマートインターチェンジの供用により交流人口の増加が見込まれる一方、地域資源の活用や受入環境整備が求められていることから、公園全体の再構築を視野に再整備を進める。  調査対象は、管理センターや黒川キャンプ場、温浴施設「やませみの湯」、農林産物加工販売施設「笑味の家」などを含む約17万8000平方㍍。再整備では森林や河川を活用した自然体験の場づくりを前提に、既存のキャンプ場や温泉の活用に加え、サイクルスポーツなど新たなアクティビティ導入の可能性も検討する。  業務の中心となる民間活力導入可能性調査では、従来の公設公営方式のほか、PFI、DB、DBO、LABV(官民共同出資型)、指定管理者制度など複数の官民連携手法を比較検討する。また、公的不動産(PRE)活用の観点から、貸付や定期借地、売却などの可能性も整理し。事業手法と事業スキームを整理する。検討に当たり、民間参入可能性、市の財政負担、リスク分担などを分析する。  サウンディングの対象は、環境教育、企業研修など教育研修事業者、宿泊・キャンプなど滞在型事業者、森林と河川を活用したアウトドア、自然体験、遊漁、ウェルネス事業者、アスレチック、ツリートップ、遊具などアクティビティ施設運営事業者、温浴・リラクゼーション施設運営事業者、不動産開発と観光開発等を担うデベロッパーとSPC設立などを行う事業者、PPP、PM(プロジェクトマネジメント)事業者など。20社程度への広域調査と5~10社程度との詳細対話を想定し、参入意欲や事業条件、収益性、地域連携の可能性などを探る。  あわせて約4万2700平方㍍を対象に用地測量を実施する。公図や登記情報の調査、現況測量、官民境界の確認などを行い、将来の事業範囲や土地利用条件を整理するための基礎資料を整備する。