多摩の新たな防災拠点 基本設計は久米で2億 都

東京【2026/07/27 東京版に掲載】

整備イメージ

 東京都は多摩地域の新たな防災拠点の新築に伴う基本設計の委託先を久米設計(江東区)に決めた。プロポーザル方式で選定し、7月23日の見積もり合わせで同社が提示した2億0900万円(税抜き)を採用した。延べ床面積約4万9680平方㍍の施設を整備するため、2027年7月30日までに基本設計を終えて、27~28年度に実施設計をまとめる。27~29年度に既存施設を解体し、29~33年度に新築工事を実施する。  同防災拠点は立川市緑町3256ノ5の立川広域防災基地内に建てる。26年1月に策定した基本計画によると、新施設は地下1階地上4階建て(高さ約28㍍)を想定。地下1階に防災センター機能を置き、災害対策本部室や執務室などに約4000平方㍍(想定収容人員約550人)を割り当てる。1~3階は防災備蓄倉庫機能と広域輸送基地機能を配置し、約1万6000平方㍍の保管容量や1日当たり5000パレットの搬出入能力を確保する。4階は研修や災害時の宿泊などに使うスペースとし、約4000平方㍍のうち約800平方㍍を研修室に、約3200平方㍍(想定収容人員280人)を宿泊・仮眠室に充てる。  屋上には緑化を施し、太陽光発電設備なども設ける。非常用発電設備には油燃料を活用するとともに、中圧ガスの導管を敷設した上でガス発電設備の導入を推進する。  概算事業費は約528億円と見積もり、設計や工事などに約465億円、整備中の代替施設の確保に必要な土地賃借料や建物リース費などに約63億円を充てる。  基本計画の策定支援は日本工営都市空間(名古屋市東区)が担当した。