東京港の埋立護岸改修 27年度にも3カ所2・1㌔で工事着手 都

東京【2026/07/31 東京版に掲載】

グリーン化の整備イメージ

 東京都港湾局は東京港にある埋め立て護岸の改修で、2027年度にも京浜島つばさ公園、東海緑道公園、城南島海浜公園の3カ所総延長2・1㌔の初弾工事に着手する。これに先立ち、26年度は基本・実施設計を委託して護岸改修の工法や改修に併せた水辺環境のグリーン化などを検討。東海緑道公園の設計は八千代エンジニヤリング(台東区)に委託し、27年3月19日の履行期限で成果を得る。城南島海浜公園は入札手続き中で、8月6日に開札する。一方、6月18日開札で進めていた京浜島つばさ公園の入札は不調に終わったため、年度内に再発注する。いずれも約8年の工期で工事を進める計画だ。  東京港では1956年に策定した港湾計画に基づき大規模な埋め立てを実施。物流施設や新しいまちづくりの用地に活用したり、公園を整備したりしてきた。  埋め立て造成に際して設けた護岸の総延長は約30㌔。このうち60年代から70年代までに整備した約15㌔は耐用年数の50年を超過して老朽化が進んでいる。このため、2025~34年度の10年間に9カ所・計3・7㌔の護岸を優先して改修する。  優先箇所は▽京浜島つばさ公園=0・9㌔▽東海ふ頭公園=0・3㌔▽東海緑道公園=0・6㌔▽城南島海浜公園=0・6㌔▽青海3丁目=0・6㌔▽八潮1丁目=0・1㌔▽水の広場公園=0・3㌔▽辰巳3丁目=0・1㌔▽荒木場緑道公園=0・2㌔―。  既設護岸の前面に腐食対策(被覆防食法、電気防食法)を施した鋼管矢板または鋼矢板を打設する工法や、護岸前面の軟弱地盤を改良する工法での改修を想定している。また、改修に併せて周辺に芝生などのグリーンインフラや藻場などのブルーインフラ、人工干潟などを整備して護岸のグリーン化に取り組む。  26年度は特に老朽化が進む▽京浜島つばさ公園▽東海緑道公園▽城南島海浜公園―の3カ所で基本・実施設計を行う。  京浜島つばさ公園(大田区京浜島2丁目)の護岸は1970年の完成。公園面積は約2・5㌶で、バーベキュー場や芝生広場があり羽田空港を離着陸する飛行機が見える公園としてにぎわっている。護岸改修と併せて1・8㌶のグリーン化に取り組む。  東海緑道公園(大田区東海3丁目)の護岸は72年に完成した。散策路を中心とした面積約4・4㌶の公園で、0・8㌶のグリーン化を実施する。  城南島海浜公園(大田区城南島4丁目)は人工海浜が広がる公園で、陸域面積が12・4㌶、水域面積が7・6㌶。西側護岸は73年、東側は79年に完成した。1・9㌶でグリーン化に取り組む。 2027年度に4カ所で基本設計  残る優先箇所の護岸の改修に向けては、2027年度にも▽東海ふ頭公園▽青海3丁目▽水の広場公園▽新木場緑道公園―の4カ所で基本設計を委託する。  八潮2丁目と辰巳3丁目の基本設計は28年度以降に委託する計画だ。  優先箇所以外の護岸は35年度以降に順次事業化を検討していく。