徳島県の新ホール設計 石本建築事務所大阪オフィスを選定 既存地下駐車場活用し客席2層を提案

四国

新ホールイメージ 写真提供:石本建築事務所大阪オフィス

 徳島県は7月27日、藍場浜公園新ホールの設計・施工者選定に係る公募型プロポーザルで、2次審査に進んだ5者によるプレゼンテーションを行い、石本建築事務所大阪オフィス(大阪市中央区)を最優秀提案者に選定した。  選定された同社の提案は、~『藍場浜コモンデッキ』〝みずべ〟から〝まち〟へ文化と賑わいの〝連〟なりを育む水都徳島の晴れ舞台~。既存の地下駐車場の躯体を活用し、新ホールは2層の客席で1500席、地下1階地上3階建て総延べ1万0800平方㍍となっている。  同社の提案によると、大ホール・多目的スタジオ・リハーサル室は遮音性に優れた鉄筋コンクリート造。建物外周部分は鉄骨造で軽量化し、ロングスパン化により杭本数を削減。地下階を既存地下駐車場躯体の内側に納め、建物外周を〝はね出し構造〟とし、杭の打設範囲を縮減する。  リハーサル室、多目的スタジオをあわぎんホール側に設け、さらに将来の同ホール建て替えも視野に含めた提案。ホール外周の2階平面・コモンデッキは、平時の一般利用者への解放も視野に、外部デッキを通じて地上までの早期避難を可能にする。外観は屋上緑化が特長。また屋上には太陽光パネルを設置する。  石本建築事務所大阪オフィスの提案は、建設時で16億0900万円、60年のランニングコストとあわせて計54億6600万円のコスト縮減効果を試算。工程は8月契約の場合で、基本設計期間が2027年3月半ばまで、実施設計期間が27年5月から28年4月早々まで。新築工事期間は28年5月から34カ月間(31年2月まで)を提案している。  建設地は徳島市藍場町2ノ4、藍場浜公園西エリア約7400平方㍍。なお、次点は香山建築研究所(東京都文京区)の提案だった。