人 国土交通省国営昭和記念公園事務所長・辻本慎太郎氏 時代に合った公園を提供

東京【2026/07/30 東京版に掲載】
 キャラクターの異なる国営4公園を所管する事務所のかじ取り役として25年ぶりに戻ってきた。「それぞれの特長を生かしながら、人々に親しまれる公園づくりに努めていきたい」と抱負を語る。  昭和記念公園・昭島口周辺エリアの民活再整備は事業者公募に向けて取り組みを進める。「池や水と親しむ空間、水を通じて環境や自然に触れられる空間として、新しい公園の核となるようなエリアをつくる」と意気込む。  明治記念大磯邸園の復元整備は終盤を迎え、2028年度に全面開園する予定。明治から昭和にかけて活躍した偉人たちの奥座敷といわれる場所なだけに、「歴史的な背景とともに、豊かな海の環境や静かで落ち着いた自然景観を感じてほしい」とアピールする。  以前のポストは調査設計課長。東京臨海広域防災公園などの立ち上げに携わっていたこともあり、所管公園への思い入れが深い。  周辺のまちや社会状況が変わっても、「大きな公園が継続して親しまれていることがうれしい」。一方、近年の猛暑を受けて「昼だけでなく夜の利用もいろいろ模索していかないといけない」とし、「今の時代に合った公園を提供していく」との方針を示した。  かつて横浜市で担当した国際園芸博覧会が来年3月から開催される。「一人一人が『身近に緑があるといいな』とか、『なんだか健康になった気がする』と感じるきっかけになれば」と期待を寄せた。  【略歴】94年京都大学卒、同年四国地方建設局(当時)。横浜市国際園芸博覧会推進部担当部長、本省都市計画課環境計画調整官、UR都市機構都市再生部担当部長を経て7月から現職。56歳。大阪府出身。