首都圏の大型物流施設空室率 7.8%に低下
神奈川
CBRE(東京都千代田区)がまとめた大型マル チテナント型物流施設の市場動向調査によると、2026年第2四半期の首都圏の空室率は7・8%だった。前年同期に比べ3・1ポイント低下。22年第4四半期以来の8%以下となった。1坪当たりの実質賃料は4600円。前年同期の4480円からプラス120円だった。
調査対象は延べ床面積1万坪以上で、複数の区画に分割が可能な物流施設。今回は1都3県を中心に323棟の施設を▽東京ベイ▽外環道▽国道16号▽圏央道―の4エリアに分けて調査した。
エリア別の空室率を見ると、東京ベイエリアが3・2%(前年同期比マイナス2・6ポイント)、外環道エリアが2・4%(同マイナス3・7ポイント)が、国道16号エリアが7・6%(同マイナス1・7ポイント)、圏央道エリアが12・5%(同マイナス6・2ポイント)。4エリア全てで空室率が下がった。
空室率低下の背景には新規供給量の減少があると分析する。20年代前半には大手デベロッパーの物流施設開発事業への参入などにより供給量が高まっていたが、建設業の人手不足や資材高騰により工期の長期化や建設費の上昇が発生したことで、最近は落ち着きを見せている。
27年には年27万坪の需要に対し、新規供給量は13万3000坪程度と予測。空室率はさらに下がり、賃料の上昇につながるとみている。
特に東京ベイエリアと外環道エリアでは需給が引き締まっており、築浅の物件や高スペックの物件を中心に賃料上昇の傾向が顕著に出ているという。
