大場川の耐震対策をスタート 都建設局
東京【2026/08/04 東京版に掲載】
大場川下流部の耐震・高潮対策実施箇所の位置図
東京都建設局は大場川の耐震対策工事をスタートさせる。所管の江東治水事務所が延長1100㍍の先行区間のうち100㍍を初弾工区に位置付け、2026~27年度の2カ年にわたる「その1工事」で地盤改良による護岸の補強などを行う。10月下旬に公示予定の希望制指名競争入札(業種=グラウト、技術実績評価型総合評価方式)で施工者を決定。河川関係初のBIM/CIM活用工事(一気通貫型モデル)とし、設計BIM/CIMモデルを活用した図面照査や施工計画の検討などに取り組んでもらう 。工事発注規模価格帯は7億円以上9億円未満。工期は2028年2月25日まで。後続工区の工事も27年度以降に順次発注し、31年度の完了を目指す。
大場川は埼玉県吉川市川野の水源から葛飾区の水元公園付近を流下して、同区西水元付近で中川に合流する全長16・8㌔。中川・綾瀬川圏域を流れる河川の一つだ。
このうち都は水元公園付近~中川合流地点間の延長2・42㌔を管理。21年12月に策定した東部低地帯の河川施設整備計画第2期(計画期間22~31年度)で、左岸の約2・2㌔に耐震対策と高潮対策を施すとしている。
耐震対策で高圧噴射攪拌(かくはん)の地盤改良により護岸を補強する。高潮対策は高水敷の設置に向けて▽矢板工▽盛土工▽捨て石工―で基盤を整備する。
まず、大場川児童遊園(葛飾区西水元6ノ22ノ4)付近から中川合流地点までの下流側1100㍍で耐震対策を進める。その中で、初弾工区の「その1工事」は葛飾区西水元2~6丁目間の100㍍を対象とし、地盤改良と捨て石工を除く高水敷の基盤整備を実施する。
ジーアンドエスエンジニアリング(杉並区)が先行区間の基本設計とその1工事の詳細設計を手掛けた。
次の工区の詳細設計もジーアンドエスエンジニアリングが担当。葛飾区西水元4~6丁目間で延長333㍍の護岸の耐震対策と、同667㍍の高水敷整備に関する検討を行う。27年8月10日までに成果をまとめてもらう。
