永山駅周辺 駅前広場やデッキの再構築検討 都
東京【2026/08/17 東京版に掲載】
東京都都市整備局は、多摩市の京王・小田急永山駅の周辺で歩行者デッキや駅前広場などの再構築を計画している。2026年度はタカハ都市科学研究所(港区)に委託した業務を通じて、付近に立つ建築物の再整備などと一体的に事業を進めるためのスキームを検討する。
永山駅周辺の歩行者デッキや駅前広場などの再構築は、多摩ニュータウンの第1次入居地区である諏訪・永山地区の再生まちづくりの一環で計画。ニュータウン全体の再生モデルとして現在の都市基盤や環境を生かしながらコンパクトなまちへ転換するためで、近隣センター周辺の再生や多摩ニュータウン諏訪団地の建て替え創出用地の活用といったプロジェクトもある。
現状を見ると、歩行者デッキは永山駅の改札と周辺の民有地に立つ商業施設などの建築物を2階レベルでつないでいる。西側に配置された面積約5000平方㍍の駅前広場は地表のため歩行者デッキとはレベルが異なる他、バス停が東西の2カ所に分散している。一方で、付近に立つ建築物は築40年を超えて高経年化が進んでいたり、立体駐車場など土地が有効利用されていなかったりするものが存在する。
これらの課題解決に向け、都は23年度に歩行者デッキや駅前広場などの再構築を事業化するための検討に着手。24年度は駅と歩行者デッキでつながる日本医科大学多摩永山病院の移転建て替えが白紙になったことを受けて、複数パターンの事業スキームを検討した。25年度には新たな駅前広場の配置計画や必要面積、歩行者動線などを検討した。
そうした中、25年10月に駅と日医大多摩永山病院をつなぐ歩行者デッキが老朽化を理由に民間の所有者により撤去された。また、26年1月には多摩市と日医大との間で多摩永山病院の建て替え協議が再開された。
そこで26年度は、多摩永山病院の建て替え協議の動向に合わせて歩行者デッキの動線を再整理。歩行者デッキと北側への拡幅を考えている駅前広場の用地確保や、民間敷地を含む歩行者デッキの管理運営手法も検討する。付近の建築物の再整備については、商業・医療・教育・子育て・住宅といった機能の導入を念頭に置いて、歩行者デッキや駅前広場などの再構築との一体的な事業の実施を検討していく。
建築物の再整備を検討するエリアには▽ヒューマックスパビリオン永山(運営=ジョイパックアミューズメント)▽プラザ永山(UR都市機構)▽グリナード永山1号館・2号館(新都市センター開発)▽グリナード永山パーキングビル(新都市センター開発)▽京王リトナード永山(京王電鉄)▽小田急マルシェ永山(小田急電鉄)▽ベルブ永山(新都市センター開発、多摩市)―などが立地している。
