明日の星 若築建設(目黒区) 伊地知航大(いじち・こうだい)さん

東京【2026/08/10 東京版に掲載】

若築建設(目黒区)入社2年目 伊地知航大さん

 若築建設(目黒区)は、北九州市内にある若松港の築造・運営を目的とする「若松築港」を1890年に創業、1965年に現社名に改称した。創業のきっかけとなった海洋土木をはじめ、インフラ土木、工場や医療・福祉施設など、海から陸へ事業領域を広げてきた。宮崎県出身の伊地知航大さんは、鹿児島大学工学部を卒業後に入社した。2年目となる期待の若手に、入社の経緯や仕事内容を聞いた。  ―建設業に興味を抱いた経緯を教えてほしい。  「2016年に発生した熊本地震が影響している。隣県の宮崎県もプレート境界が近く地震が多い。地震や津波に対して何かできないかと思い、防災に不可欠な海洋土木の役割と測量などの実務について大学で学んだ」  ―入社に至った理由を教えてほしい。  「マリコン業界に絞って就職活動を行った。会社訪問時、若手であっても意見が言いやすい雰囲気があり風通しがよく見えた。自分としては働きやすい職場環境か、そうでないかが大きな判断材料となった」  ―現在の仕事内容を聞かせてほしい。  「作業員名簿や安全衛生計画書の作成を含む安全管理業務を担当している。現場でさまざまなことを学んでいる段階だが、2年目となり仕事に慣れてきた部分もあり、発注者へ提出する書類の作成など、以前より多くの業務を任せてもらえるようになった」  ―実際に働いた感想はどうか。  「安全管理業務は実際に自分の目で現場を見ないと分からない。幸いなことに現場で事故に遭遇したことはないが、さまざまな状況が重なると、いくら注意しても事故は起こり得る。大事なのは、いかにして現場の危機源を把握し、現場で働く全ての人に周知しながら対策の徹底を共有することの重要性を日々感じている」  ―将来の夢は。  「堤防の新設・改良・補強に携わってみたい。地震や津波といった強大な自然災害により、堤防などのインフラ施設が決壊・崩壊するケースもある。災害後の復旧事業を含め、困った人々に寄り添った仕事に関わることで、自らの仕事に大きな価値を見いだしていきたい」