神奈川県と市町村の小中学校体育館空調 設置率は20%台に

神奈川【2026/08/19 神奈川版に掲載】
 神奈川県と33市町村の小中学校の体育館や武道場への空調設置率(5月1日時点)は20・5%だった。2025年5月の調査から5・9ポイント上昇。全1521棟(避難所指定以外も含む)のうち312棟に設置され、1年間で90棟増えた。国の補助制度の拡充などにより各自治体で整備が進み、設置率が0%だった自治体も17から14に減った。一方、全国の設置率(31・7%)を下回っており、関東1都6県の中で最も低い状況が続いている。  県と33市町村の設置率は24年度の調査で11・2%(167棟)、25年度の調査で14・6%(222棟)で、26年度は20%を超えた。政令市については横浜市が22・6%(606棟中137棟)で、25年度と比較して4・8ポイント、相模原市は16・7%(132棟中22棟)で7・5ポイント上昇した。両市ではこれまで直営で設計・工事を進めてきた。川崎市は4・9%(206棟中10棟)で、前年度と比較して大きな変動はなかった。  横浜市は29年度末までに設置率100%を目指す。川崎市はPFI(BTO)方式で体育館110棟、武道場22棟を対象に空調を整備する方針で、27年2月までに事業者を決める予定。相模原市も25年度末に直営に加えて屋内運動場55校のリースの事業者を決めており、2市ともさらに整備が進みそうだ。  この他、増加が目立ったのは藤沢市と茅ケ崎市で、藤沢市は25年度の0%に対して23・3%(60棟中14棟)。茅ケ崎市は25年度時点では40・6%だったが、全32棟への整備が完了し100%となった。  全国の空調設置率は31・7%で、25年度と比べて9ポイント上昇。7月31日には高市早苗首相が「熱中症対策に関する関係閣僚会議」の中で、35年度までに学校体育館の空調設置率を100%にする目標の前倒しを指示した。