23年度以降で最少 スライド条項の適用件数 2026年度第1Q 都

東京【2026/08/18 東京版に掲載】
 東京都の知事部局が2026年度第1四半期にスライド条項を適用した工事(財務局契約分)は24件で、前年同期に比べ9件(27・3%)の減となった。全てインフレスライドだった。23年度以降の直近4年で最も少い。設計変更を行った工事のうち、スライド条項を変更理由に含む案件を建通新聞社が集計した。  26年度第1四半期の設計変更件数は、前年同期に比べ4件(2・9%)減の136件。このうちスライド条項を含む設計変更件数の割合は17・6%で、前年同期(23・6%)を6ポイント下回った。  スライド条項の適用案件を業種別に見ると、▽電気、給排水衛生=各5件▽一般土木、建築=各4件▽河川、グラウト=各2件▽空調、推進=各1件―となっており、電気や給排水衛生、建築といった営繕系での適用が多い。一方、前年同期に最多だった河川の件数が4分の1となり、土木系の占める割合が下がった。  適用案件の内容別状況は、営繕系が都営住宅の整備に関する工事が13件と過半に上った他、庁舎の新築や大規模施設の熱源改修などもあった。土木系は調節池や防潮堤、河川の整備など多岐にわたっていた。  着工年度で分類すると、▽18年度=2件(構成比8・3%)▽23年度=3件(12・5%)▽24年度=16件(66・7%)▽25年度=3件(12・5%)―となっている。前年同期は▽18年度=1件(3%)▽22年度=4件(12・1%)▽23年度=23件(69・7%)▽24年度=5件(15・2%)―で、着工から2年経過した案件の申請が最も多い傾向に変わりはなかった。