飯田橋駅周辺基盤 歩行者デッキ第2区間は36年度までに整備

東京【2026/08/20 東京版に掲載】

計画図

 東京都都市整備局は飯田橋駅周辺で計画している基盤整備のうち、歩行者デッキなどの第2区間と第3区間の整備概要を取りまとめた。このうち第2区間はデッキの接続部分となる下宮比町地区第1種市街地再開発事業が完成する2036年度までの整備を目指す。第3区間は周辺で進む市街地再開発事業の進捗に合わせて整備時期を決める。7月に改定した「飯田橋駅周辺基盤整備計画(第2版)」に盛り込んだ。  飯田橋駅周辺は千代田区と新宿区、文京区の区境に位置し、鉄道5路線が結節する他、飯田橋交差点で幹線道路3路線が接続する交通の要衝。ただ、鉄道駅や歩道橋、地下の乗り換えコンコースなどが利用者で混雑しており、バリアフリー動線にも課題がある。複数の地区で再開発の検討も進んでいる。  こうした状況を踏まえ、都と3区、鉄道事業者による会議が25年7月に基盤整備の計画を策定。歩行者デッキなどの整備項目や事業スケジュールなどを整理するとともに、駅周辺の開発事業者からの協力金や行政からの補助金で都市基盤施設を一体的かつ効果的に整備する仕組み(共同貢献スキーム)を構築するとした。  共同貢献スキームを巡っては、25年10月に要綱を制定。都と3区が執行管理役を務め、協力金を受領して都市基盤施設の整備に充当する「まちづくり主体」としてUR都市機構を選定した。設計や工事を発注して実際の整備に当たる「基盤整備主体」は第1~第3の区間ごとに選定する。  整備概要が具体化した第2区間(新宿区~飯田橋駅周辺)のデッキは下宮比町地区の再開発施設と飯田橋駅周辺を接続する。  第3区間(新宿区~文京区)は下宮比町地区と後楽二丁目南地区の再開発施設をつなぐ。下宮比町地区側の接続部分は36年度までに整備する予定で、その他の部分は周辺の再開発事業の進捗を見ながら整備時期を検討する。  第2区間と第3区間はいずれも共同貢献スキームと再開発事業者の個別貢献により整備する。  共同貢献スキームにより整備する第1区間(文京区~飯田橋駅周辺)は後楽二丁目南地区の再開発施設と飯田橋駅周辺をつなぐ。34年度の完成に向けて、26年度にUR都市機構が現況測量を昭和(千代田区)に委託。27年2月26日の履行期間で測量を実施し、27年度以降に設計に着手する計画だ。  歩行者デッキの他にもJR飯田橋駅東口周辺の整備として▽JR飯田橋駅東口高架下の拡幅(共同貢献スキーム)▽駅前立体広場の整備(個別貢献、面積1900平方㍍)▽飯田橋駅A4出入口の改良(個別貢献)―などを計画。このうち飯田橋駅東口高架下の拡幅に向けて、26年度にも地質調査と測量を実施するためJRとUR都市機構が調整を進めている。  この他、計2560平方㍍の滞留空間の整備やA2出入口の改良も個別貢献により実施する。