県内建設業の7月の倒産は14件 従業員3人未満が8割

神奈川
 神奈川県内で7月に倒産した建設業は、前年同月比2件増の14件だった。このうち従業員数3人未満の企業が8割弱を占めており、小規模事業者が主体となっている。東京商工リサーチ横浜支店は「中東情勢に伴う建設資材の流通への影響は4~6月と比べて緩和したと聞くものの、物価高騰や人手不足は続いている」と話し、小規模事業者を主体とする傾向が続くと予測した。  全業種の7月の倒産件数は前年同月と比較して1件多い48件。業種別にみると、建設業とサービス業が14件と最も多く、次いで製造業が6件、小売り業が5件だった。倒産の原因は「既往のしわ寄せ」が前年同月と比較して10件多い26件で、2016年4月の28件に次ぐ水準となった。「販売不振」が21件、その他の要因が1件だった。  全業種の48件のうち資本金500万円未満の企業が5割、従業員が5人未満の企業が8割で、建設業についても従業員が3人未満の企業が8割弱を占めた。東京商工リサーチ横浜支店は「業歴は長いが、小規模経営が続いてきた中で体力が低下し、倒産に至った事業者が多い」と分析。「今後も物価高騰や人手不足の影響で小規模事業者の倒産が続きそうだ」と見通しを示す。  全業種の負債総額は前年同月比0・6%増の40億2600万円。このうち建設業の負債総額は同23・2%減の7億8600万円だった。