国交省 三島川之江港、須崎港、宿毛湾港を「サーキュラーエコノミーポート」選定

四国
 国土交通省は、循環資源に関する物流ネットワークの拠点形成や、高度なリサイクル技術を持つ産業集積に取り組む「循環経済拠点港湾(サーキュラーエコノミーポート)」として、全国29港を選定した。四国では三島川之江港、須崎港、宿毛湾港の3港を選んだ。  サーキュラーエコノミーとは、資源や製品の価値を維持・回復または付加することで、循環的に利用する経済システム。これを巡るさまざまな社会的要請に取り組む港湾をサーキュラーエコノミーポートと呼び、港湾管理者やリサイクル関連企業、物流事業者、関係省庁などと連携しながら、サーキュラーエコノミーの実現を目指す。  選定された港湾のうち、三島川之江港では200万㌧を超える循環資源取扱貨物量を維持。臨海部には製紙関連企業が立地し、サステナブルな社会の実現に向けたバイオリファイナリー事業を推進している。また地元の四国中央市には「カーボンニュートラル協議会」が設置され、バイオマスなどを利活用する循環型社会の形成の要素も含まれていることなどが評価された。  須崎港にはセメント企業や廃液のリサイクル企業が立地。セメント企業は災害廃棄物処理の協力に関し、13の地方自治体と協定を締結し、災害廃棄物の受け入れも積極的に行っている。また船舶大型化に対応した水深13㍍岸壁の整備を進め、セメント輸送や循環資源などの受け入れ拡大を目指している。  宿毛湾港では、一般廃棄物処理施設である幡多クリーンセンターから溶融スラグ・メタルやバイオマス発電用木材チップを港のある池島地区に集積し、関西・九州地方へ効率的に移出している。同地区の岸壁背後に荷さばき地の整備も計画しており、スラグ類や鉄スクラップなど、他の港からの内航船輸送や積み替えのハブ港としての利用も見込まれている。