人 国土交通省東京外かく環状国道事務所・原田駿平氏 安全が最優先、丁寧に対話

東京【2026/09/03 東京版に掲載】
 かつて横浜国道事務所で圏央道の整備に当たった。今回赴任した事務所は外環のための組織。首都圏3環状道路(中央環状線、外環、圏央道)のうち二つの事業を手掛けることに「縁を感じる」と話す。  他の事務所は道路と河川の両方を担当していたり、業務の多くを管理が占めていたりする。  その中で、所掌業務は外環の『関越~東名』の整備と『湾岸~東名』の計画作りに特化していることから、「それらに注力して、しっかりやれる強みがある」と説明。陥没事故の再発防止を含め「安全を最優先に、丁寧な対話と情報発信をしながら着実に進める」との方針を示した。  首都圏では都心から放射状に伸びる道路の整備が先行し、環状方向のネットワーク形成が後れをとった。外環の『関越~東名』が完成すれば、環八通りなら約73分かかる車の移動がおよそ12分に短縮され、防災面でも経路選択の幅が劇的に広がるだけに、「日本全国に波及するほどの整備効果がある」と力を込める。  小さい頃から大規模なインフラに関心があった。「特に道路が好きだった」そうで、親が作ってくれた道路標識のおもちゃで遊び、車に乗れば実物を探すのに夢中になったという。  子供時代にあこがれていた国家プロジェクトの先頭に立ち、「強い責任」の下でけん引していく考えを強調した。  【略歴】11年首都大学東京(当時)大学院都市環境科学研究科修了、同年金沢河川国道事務所。横浜国道事務所計画課長、関東地方整備局企画課長、本省道路局企画課道路経済調査室課長補佐などを経て7月から現職。40歳。神奈川県出身。