名古屋市 8日の大雨 被害の把握状況を報告

中部

幹線道路が冠水するなどの被害が出た

 名古屋市は、9月8日に発生した大雨による現時点で把握している被害状況を報告した。10件弱あまりの人的被害の他、一部の住家で浸水の報告を受けているという。また、19日に開会式を開くアジア競技大会の会場でも一部の施設に被害が出ているとしたものの、開催には支障がないとの見通しを示している。  広沢一郎市長が、9日に開いた定例会見で明らかにした。人的・住家被害の詳細については「精査中のため、正確な把握には至っていない」としている。また、東区の宮前ポンプ所に設置されている排水ポンプ2台が停止しているとの状況を明かしたものの、この停止が今回の大雨によるものかについては「調査中」とした。  アジア競技大会で使用する施設については、東スポーツセンター(東区)と金城ふ頭アリーナ(港区)で雨漏りが発生。どちらも対応を進めており「解消しつつある」とした。また、東山公園テニスセンター(天白区)では1階の廊下と倉庫でオーバーフローによる浸水が発生したものの、既に解消済みという。その他の同大会に関連する施設については、名古屋市総合体育館(南区、NGKスポーツプラザ)内のクロコくんアリーナなど、一部で雨漏りが発生したことを明らかにしているが、これらについては競技に直接影響しない箇所としており、大会の実施には支障がない見通しを示している。  8日に発生した大雨は、1時間当たりの雨量が東海豪雨を上回る104・5㍉を計測。市内では全30カ所のアンダーパスのうち19カ所が一時通行止めとなった他、植田川と山崎川で溢水(いっすい)が発生した。