人 徳島県政策監(県土整備・危機管理担当) 小澤盛生氏「人の心を動かす大切さ」

四国【2026/10/06 四国版に掲載】

小澤盛生(おざわ・もりお)政策監

 国土交通省のさまざまな部署を歴任し、7月に徳島県政策監(県土整備・危機管理担当)として赴任。最初に考えたことは、〝徳島で南海トラフ地震をどうやって迎え撃つか〟だという。「命を守る仕事ほど、やりがいがある仕事は無い」と、責任の重大さと意気込みについて力強く語る。  「県民の命を守るために、過去の被災地の教訓を地方自治体と県民が学び、自分事として捉えること。さらに、人命救助やインフラの応急復旧、支援物資等がスムーズに行き渡るように、有事に備えた〝受援体制〟を強化することが求められている」と口元を引き締める。  仕事では「人の心を動かす大切さ」を根幹に置く。入省7年目に九州地整宮崎河川国道事務所で海岸課長として砂浜の後退を防ぐ侵食対策の計画に携わった。「地元の人や海岸を利用する方など、さまざまな意見が平行線をたどっていた。解決に最も必要なことが、人の心を動かすことだと気付き、改めて仕事のスイッチが入った。事象の捉え方が住民目線に変わり、課題解決に向けて奔走することができた」と振り返る。  徳島では「職員の現場力を生かして、徳島に魅力あふれる空間を創り出すインフラ整備にも取り組みたい」と熱く語る。  徳島に来て新町川の青石護岸、大歩危・小歩危、剣山、那賀川、海部川などを巡ったとのこと。趣味はテニスと絶景探しの旅。座右の銘は〝楽しいことはおかわり自由〟と笑う。 【略歴】神戸大学大学院自然科学研究科建設学修了。2003年北陸地整港湾計画課を振り出しに港湾局、道路局、水管理・国土保全局、大船渡市(災害派遣)等を歴任。水管理・国土保全局河川計画課河川計画調整室長を経て7月より現職。三重県桑名市長島町出身。48歳。