岡山国道 未来の道路パトロール・驚異の4足歩行ロボット見参

岡山【2026/10/16 岡山版に掲載】

4足歩行ロボットと歩む道路パトロール隊

 国土交通省岡山国道事務所は10月2日、土木技術者の担い手確保のため立ち上げた「未来の土木技術者発掘プロジェクト」の一環で、「岡山道路パトロール隊」として活躍している岡山工業高等学校の土木科生徒とともに、4足歩行ロボットを用いた道路パトロールを実施した。同ロボットを活用した道路パトロールは、全国的にも初めての試みとみられている。  4足歩行ロボットは、晴れの国スタジアム北側国道53号歩道部約150㍍区間で、模擬的に作った毀損・損傷部分を点群で捕らえ、見事に詳細を検知してみせた。  歩行しながら毎秒200万点を点群描写し、上空を含む半径約300㍍の範囲を観測検知。完全自立運行プログラムにも対応、約90分間の連続稼働が可能。AI搭載により唐突な衝撃にも倒れず稼働する。点群データは、解析することで人では視認困難な微細な異変の検知にも効果を発揮する。  ロボットは、アメリカ製で本体価格約2000万円、上部測量機器価格約2000万円、合計4000万円。人が対応できない場所や日常的な点検などの活用が期待されている。今回のロボット操作は宮川興業(広島市安佐南区)、解析は東亜道路工業(広島市東区)がそれぞれ担当した。  土木科の生徒からは「学生時代に良い経験が得られた」「未来を感じずにはいられない、すごい技術」「これからの土木技術者に必要なもの」などの率直な感想の声があった。未来の土木技術者従事の魅力を高め、建設業の担い手確保の方向性にも合致する、新たな道路パトロールの点検技術が示された。