8月の建設業新規求人数は13.3%減
静岡
厚生労働省静岡労働局がまとめた8月の雇用情勢によると、建設業の新規求人数は1918人で前年同月から13・3%(295人)減った。前年同月を下回るのは9カ月連続。
國分一行局長は、10月1日の定例会見で「企業からは、燃料費や建築資材価格の高騰により、見積もりから着工までの間に工事コストが大幅に上昇し、工事の遅れや中止に至るケースがあるとの声があった」と述べた。さらに「公共工事は入札で工事価格が決まるが、燃料費や経費の高騰で適正な価格設定が難しく、利益の確保が厳しいとの声もある。こうした状況から、求人数を減らしたり、求人を見送ったりする動きが見られた」と説明した。
県内の雇用情勢は「改善の動きに一段と弱さが見られる。引き続き、物価上昇等が雇用に与える影響に注意する必要がある」とする基調判断を、14カ月連続で据え置いた。
全産業の新規求人は、パートを含む1万9197人で、前年同月から5・9%(1195人)減った。同局は「多くの産業で人手不足の声がある一方、原材料費や人件費の高騰で収益が圧迫され、求人数を減らしたり、求人の提出を控えたりする動きが見られる」とした。
建設業以外では、宿泊業・飲食サービス業23・4%(281人)減、医療・福祉7・3%(385人)減、サービス業7・4%(230人)減。
一方、製造業3・1%(87人)増、運輸業・郵便業2・7%(29人)増、卸売業・小売業1・5%(32人)増。
職業別の有効求人倍率(常用)は建設・採掘が4・80倍で、保安の職業(5・41倍)に続いて2番目に高かった。
県内の有効求人倍率(季節調整値)は、前月を0・02ポイント下回る1・08倍で、67カ月連続の1倍台。全国値の1・18倍を0・10ポイント下回った。
有効求人数(季節調整値)は、前月比1・4%減の5万9176人。2カ月ぶりに減少した。有効求職者数(季節調整値)は前月比0・6%増の5万4937人、3カ月ぶりに増加した。
新規求職者数は9740人で、前年同月比4・0%(371人)増。内訳は、在職者による新規求職5・3%(90人)増、離職者による新規求職は増減なしで、このうち事業主都合10・4%(91人)減、無業者による新規求職3・2%(12人)増だった。
