〈かながわwatch〉実施方針公表は県内5件 25年度のPFI事業実施状況

神奈川【2026/10/15 神奈川版に掲載】
 神奈川県内で2025年度にPFIの実施方針が公表された事業数は5件で、24年度と比べて1件減少した。全国での公表数は計85件あり、1999年のPFI法施行以降、2024年度の89件に次いで2番目に多かった。内閣府の調査結果を基にまとめた。   実施方針の公表案件について事業主体ごとにみると、葉山町が2件(コンセッション方式を含む)、横浜市が2件、相模原市が1件だった=表。国や独立行政法人などによる事業はなかった。  このうち、葉山町の下水道ウォーターPPPについては、2件ともすでに事業者と契約済み。横浜市と相模原市の計3件については入札手続き中で、12月~27年5月にかけてそれぞれ落札者を決定・公表する見通しとなっている。  横浜市は24年度にも3件の実施方針を公表しており、24、25年度ともに公表数が県内自治体のうち最も多い。26年度以降もPFIの採用を検討している事業が複数ある。  具体的には、三ツ沢公園(神奈川区三ツ沢西町3ノ1)の再整備のうち、新球技場と中央広場の新設・管理運営に加えニッパツ三ツ沢球技場の管理運営をPFIで実施したい考え。26年度末までに実施方針を公表する予定。  また、「し尿等受入施設移転整備・運営事業」について6月に実施方針を公表しており、9月に特定事業として選定された。さらに、「横浜市LED防犯灯包括的維持管理事業」の実施方針を27年2月に公表する予定となっている。  一方、24年度に実施方針を公表していた市営野庭住宅J街区(港南区野庭町600ノ1)の建て替えでは9月に3回目の入札を公告した。全グループが入札を辞退したことによる入札中止が2回にわたり発生したことが要因。予定価格は2回目の公告時と比べて約40億円増の税込み209億3581万7000円で事前公表した。  この他、県内では川崎市でも、学校体育館などの空調PFIの実施方針を5月に公表し、入札手続きを進めている段階。生田緑地ばら苑(多摩区長尾2ノ8ノ1他)の再整備と新たなミュージアムの建設をPFIで一体的に実施する検討が進んでいる。