県交通基盤部技術研究発表 最優秀は沼津土木・久保田氏、建通新聞社賞は袋井土木・賴重氏
静岡
各出先機関から選ばれた9組が、現場での創意工夫や新技術導入、災害対応力の向上に向けた取り組みを発表
静岡県交通基盤部は10月9日、静岡市駿河区内で技術研究発表会を開いた。各出先機関から選ばれた9組が、現場での創意工夫や新技術導入、災害対応力の向上に向けた取り組みを発表した。最優秀賞に沼津土木事務所沼川新放水路整備課主任・久保田紀子氏の「1号橋(夢の橋)の供用開始に向けた工程表のクラウド化に関する試行」を選んだ他、本年度に創設した建通新聞社賞には袋井土木事務所都市計画課技師・賴重一輝氏の「地権者へのわかりやすい説明のために~3Dモデルを用いた地権者説明~」を選出した。
野津隆太部長は「土木、そして県土を良くする仕事にも、新しい技術・視点・取り組みが求められている」と指摘。「技術研究発表会が研さんの場となることを期待する。一緒に未来の地域づくりを進めていきましょう」と呼び掛けた。
発表会は、現場での実践的な取り組みや研究成果を共有し、発表者と聴講者の技術力向上につなげることが目的。2026年度は「現場での創意工夫や新たな挑戦」をテーマに、担当する工事(委託)で生じた課題の解決や新技術・新工法、DX・AIなどの先端技術導入による効率化・省力化について報告した。最優秀賞の沼津土木事務所の久保田氏は、静岡県代表として国土交通省中部地方整備局の研究発表会に出場する。
審査は羽田充明技監ら6人が担当。「現状把握」「着眼点・洞察力」「独自性・有用性」「表現力(資料)」「プレゼンテーション力」「重点テーマ(共同・技術力・現場力・災害対応力)」の6項目で総合評価した。
羽田技監は講評で、「発表者は各所属の発表会で選抜された精鋭であり、高い技術力と表現力を感じた。技術力の向上には、日々の業務から課題を見つけ、データや意見を集めて改善していく姿勢が重要。本日の発表から、多くのヒントが得られたはずだ」と述べた。
最優秀、建通新聞社賞を除く発表者などは次の通り。
【優秀賞】
▽下田土木事務所工事第2課技師・真野晏州力氏「デジタル技術で現場管理をスマートに!~七滝高架橋補修工事における現場管理効率化の取組~」
▽静岡土木事務所工事第2課技師・山脇伶弥氏「シン!いはらの川再生プロジェクト~庵原と袖師の民・流域を結ぶ~」
【発表者】
▽浜松土木事務所天竜支局工事課技師・長島綾也氏「災害復旧からの学び~経験を生かした見守りと住民の安全~」
▽熱海土木事務所総務課主事・武口公輝氏、用地管理課主事・小野田菜都氏「雪害広報WG ~若手メンバーで目指すスタック車両撲滅~」
▽清水港管理局企画整備課主任・林里美氏、技師・久保田華子氏「清水港管理局における若手職員による改革について―景観と広報―」
▽島田土木事務所工事第2課主任・吉田耕介氏、技師・斎藤飛雅氏、技師・天野ゆりあ氏「私たちはどう使うか~生成AIは上司?部下?それとも同僚??~」
▽富士土木事務所工事課技師・高橋陽氏、主任・井出宗一郎氏「クレームではなく地域からのSOS~県民の声を安全・安心につなげる~」
【特別発表】
▽橋本組工務部Manager・ホアン・リエン・マイン氏「精度を極める~“測る・合わせる・考える”で実現した高精度橋脚補強~」
▽フジヤマ防災環境保全部課長代理・中戸川達矢氏「包括管理の現状と展望」
▽静岡市建設局土木部河川課主査・八木亮輔氏「昨今の静岡市河川課の取組について」
