人 国土交通省大宮国道事務所長・池田武司氏 拠点のポテンシャルを点から面へ

東京【2026/10/22 東京版に掲載】
 所管の国道は「内陸県の埼玉で、暮らしや経済、産業を支える大動脈」であり、それらからアクセスが容易な大宮を「東日本の玄関口・交通の要」と位置付ける。拠点のポテンシャルを「点から面」へと広げ、埼玉県内はもちろん首都圏や東日本の全体に貢献する道づくりに意欲を見せる。  国道17号のバイパス整備を重点事業に挙げ、首都高速道路会社と連携する新大宮上尾道路をはじめ、上尾道路や本庄道路などの整備を着実に推進。本庄道路の2期では、設計用地説明会を10月下旬に開くなどして事業を本格化させる方針だ。  千葉県での豪雨被害を受け、管内6カ所のアンダーパスでポンプの点検を完了させた。ハード面にとどまらず、SNSによる早期の注意喚起や迅速な防災体制の確保といったソフト面の対策も万全を期する考え。関係機関との連絡調整などを通じて構造物の計画的な点検・補修や老朽化対策にも力を注いでいく。  北海道開発局時代に初めて出先事務所を経験。施工会社や現場代理人と密にやりとりする中で、現場がどのように動いているかを本音も含めて理解することができた。それ以来、関係者と対話を重ねて物事を進めようと「周囲への感謝を持ち、謙虚に取り組む」ことをモットーにした。  趣味のドライブやサイクリングでは秩父方面に赴いたり、県内各地の「道の駅」を巡ったりした。熊谷と鴻巣の道の駅が完成したら「真っ先に訪れたい」とオープンを心待ちにしている。  【略歴】02年大阪大学大学院工学研究科修了、同年国土技術政策総合研究所(国総研)。北海道開発局北見道路事務所第2工事課長、国総研道路防災研究官、同建設マネジメント研究官などを経て9月から現職。51歳。奈良県出身。