ヒロテック PCaスリーブ型枠を開発 導入検証企業を募集

広島

SLOOP(参考サイズ:外径Φ105±3mm 高さ120mm)

 ヒロテック(広島市佐伯区)は、プレキャストコンクリート(PCa)製品の製造工程において環境負荷の低減に貢献するスリーブ型枠「SLOOP(スループ)」(特許出願中)を開発した。これまでの製造工程を大きく変えずに導入でき、廃棄物と処理コストを削減できるとともに、脱炭素化にも貢献できるのが特徴だ。製品の導入検証を希望する企業を募集しており、同社の商品サイト(https://hirotec-next.jp/sloop)から申し込みできる。  PCa製品のスリーブ形成には使い捨ての発泡スチロールが使われているが、再利用が難しいため産業廃棄物となっていた。  同社は、自動車部品製造事業で得た知見を生かし、保有するレーザー接合特許技術を応用して同製品を開発した。  SLOOP導入により、これまで使用していた発泡スチロールが不要となる他、既存の製造工程・生産体制を大きく変更することなく導入できるのが特徴。また、脱型作業でもスムーズな脱型が可能となっており、穴の品質も平滑で安定した仕上がりとなり、除去作業が不要になるため、生産性向上の効果もある。  同社調査では、業界に先駆けた取り組みだとしていて、さらなる市場ニーズの把握と製品の改良を目的に、導入検証への参加を希望する企業を募集する。応募多数の場合は、面談を通じて導入検証企業を2社程度選定する予定。  先行導入企業のイズコン(島根県出雲市)広島第一工場の久保昭浩工場長は「発泡スチロールの廃棄量を削減できる点に加え、従来の工程に大きな負担をかけることなく環境対応を推進できる点を評価し、導入検証を決めた」とし、繰り返し使用による長期的なコストメリットが見込める点も大きな評価ポイントだとしている。 ※メイン画像はSLOOP(参考サイズ:外径Φ105±3mm 高さ120mm)、サブ画像は脱型のイメージ