新綱島駅前の商業施設が28日開業 築170年の古民家改修
東京【2026/10/27 東京版に掲載】
古民家を飲食店に改修した「OMOYA」
横浜市港北区内に新商業施設「新綱島MICCA(ミッカ)」が10月28日に開業する。築約170年の古民家「池谷家住宅主屋」を再生し、レストランとベーカリーを併設した「OMOYA」と、新築の木造商業施設「HANARE南」「HANARE北」の計3棟で構成する。東急が事業コンサルタントとして参画し、住友林業、再生建築研究所が設計などに携わった。26日に報道関係者に施設を公開した。
東急新横浜線新綱島駅前の6659平方㍍の敷地に整備した。駅周辺で土地区画整理事業などが進む中、歴史的な古民家を再生するとともに、低層の木造商業施設2棟を新築。駅前の大規模開発と周辺住宅地を緩やかにつなぐことを目指した。
「OMOYA」は1857年に建設された住宅で、規模は木造平屋348平方㍍。横浜市は2024年1月に「横浜市認定歴史的建造物」に認定し、同年11月には「特定景観形成歴史的建造物」に指定した。同制度は、歴史的建造物の保全と活用を目的に、保存活用計画の策定などを経て建築基準法の適用除外を認めるもの。今回も必要な安全対策を講じ、歴史的価値を維持しながら飲食店への用途変更を実現した。
改修工事では、既存の柱や梁(はり)などを可能な限り保存し、建物を約1㍍持ち上げて基礎を新設。耐震補強や屋根のふき替えなども行った。設計・監理は再生建築研究所、施工は魚津社寺工務店が担当した。
「HANARE南」の規模は木造2階建て延べ1393平方㍍、「HANARE北」は木造2階建て延べ1208平方㍍。飲食店やドラッグストアなどのテナントが入居する。基本設計は東急設計コンサルタント、実施設計・施工は住友林業が担当した。
