松山市 新たな文化施設の整備基本方針を策定 基本計画策定作業へ
四国
新 文化施設整備基本方針 施設概要(モデル案)
【松山】松山市は11月5日、JR松山駅周辺地区の車両基地跡地に整備を計画している新たな文化施設について、整備基本方針を策定した。基本計画へのたたき台として、現市民会館と同規模のA案から、ホール機能を絞り込んでロビーやホワイエなどを広く取れるE・F案まで、6案の複数案を提示した。これを基に予算の裏付けを行った上で年度内にも基本計画の策定作業に入る方針。
整備基本方針は、2015年度に策定した「松山駅周辺地区車両基地跡地利用に関する基本構想」を補完するとともに、コンサートや舞台芸術の実演の場である劇場を中心に、新しい文化施設に求められる役割や機能など整備の方向性をあらためて整理するもの。基本構想時を支える五つの主要機能(文化創造、活動支援、にぎわい交流、交通アクセス、防災)に、施設の多様性、包摂性、持続可能性を加えた施設整備を目指す。
また、整備基本方針では、市民・文化団体アンケート、団体ヒアリング、市内外施設の利用状況、プロモーターへの聞き取りなどを踏まえ、基本計画で検討すべき規模・機能を整理。大ホールは利用実績で1500人以上、市民団体ニーズでは約2000人規模が求められ、中ホールは利用実績101~300人・ニーズでは400~800人、小ホールは利用実績11~50人・ヒアリングでは150~300人規模の需要があると分析。そして基本計画のたたき台として、現市民会館と同規模のA案から、ホール機能を絞り込んでロビーやホワイエなどを広く取れるE・F案まで、6案の複数案を提示した。
市は今後、基本計画の策定作業に入るため、業務を委託する。業務では、有識者や文化団体関係者などで構成する検討会での議論を踏まえながら、施設の機能や規模、概算事業費、スケジュールなどを固める。この他、事業手法についても並行して検討作業を進めていく方針。
