北千里駅前の商業基本計画プロポの事業者を決定
大阪
【吹田】北千里駅前地区市街地再開発準備組合は、同地区で再整備する地区センターの商業施設の在り方を検討する商業基本計画作成業務の公募型プロポーザルを実施し、事業者を選定した。
応募提案者は3社(グループ)で、イオンリテール(千葉市美浜区中瀬1ノ5ノ1)と阪急阪神不動産(大阪市北区芝田1ノ1ノ4)の共同企業体が選ばれた。業務期間は2026年3月25日まで。
業務の概要は、同準備組合と共に施設計画や再整備後の床所有者を想定した商業施設の運営方法などの整理を行いつつ、商業施設の想定や収益性を検討する他、北千里駅前地区にある千里北地区センターの機能継続ため、現在のテナントの仮営業などの対応について検討を進める役割も担う。
北千里駅前地区にある千里北地区センターは、近隣住区論に基づき計画された千里ニュータウンの地区センターとして位置づけられている。1968年に開業、94年に大規模リニューアルを実施したものの、開業から50年が経過し、老朽化や駅前広場の環境などの問題を抱えている。これらを解決するために再整備が求められている。
2016年度には吹田市が北千里駅周辺活性化ビジョンを策定、これに基づき19年には地区地権者で北千里駅前地区市街地再開発協議会を設立。22年4月には、同協議会を発展的に解散し、新たに北千里駅前地区市街地再開発準備組合を設立した。