府 府営住宅事業など特別会計総額は3・2兆円

大阪
 大阪府の2026年度当初予算案のうち、大阪府営住宅事業特別会計や大阪府流域下水道事業会計などを含む特別会計の総額は3兆2852億円で、前年度当初比5・6%(1745億円)増となった。  都市整備部の府営住宅事業特別会計は1039億3852万円(前年当初比15・5%減)。このうち、再編・整備には231億4000万円を充て、816戸の集約建て替え、196戸の集約廃止を計画している。  26年度から工事着手する集約建て替えでは、段差の解消や手摺りの設置などのバリアフリー化の取り組みに加え、ZEH水準の確保や採光・通風を工夫した「LIFE住宅」を建設する。合わせて、中層住宅へのエレベーター設置事業では、新たに50基の整備を計画する。  大阪府流域下水道事業会計は、1135億2414万円(同20・7%増)。このうち、流域下水道の建設改良事業に442億7850万円を配分し、寝屋川など6流域の水みらいセンターやポンプ場の老朽化対策と増補幹線の整備などに充てる。  流域下水道事業の維持管理には351億4565万円を計上。このうち16億1000万円は下水道管路の強靭化に充当し、25年1月に埼玉県八潮市で発生した下水道管路の破損による道路陥没を受け実施した特別重点調査で異常を確認した管路の改築更新・修繕を実施する。25年9月末時点では優先実施箇所のうち、緊急度1(原則1年以内に対策を実施)が5㌔、緊急度2(応急措置の上5年以内に対策を実施)が53㌔あった。2月末までに対象となる約135㌔の調査を完了する予定。 ■堺泉北港の埠頭再編に17億円  大阪港湾局の港湾整備事業特別会計は79億4092万円(前年度当初比3・5%減)。堺泉北港で進める汐見沖地区・助松地区埠頭再編に17億4307万円を計上し、夕凪第2号岸壁の供用に向けた道路・荷捌地の整備や、助松地区コンテナターミナルの再編検討などを実施する。阪南港阪南2区(ちきりアイランド)では、第2期整備区域の埋め立てに向け護岸を整備するインフラ施設の調査設計を実施するため1億2750万円を配分した。  この他、堺泉北港、阪南港の港湾施設の老朽化や劣化に対応するため、施設の更新・補修に20億5465万円を計上。また、阪南港木材港地区の木材コンビナート貯木場の埋め立ての検討に係る予備調査設計に1億6800万円を充てる。  府民文化部の日本万国博覧会記念公園事業特別会計は135億2477万円(同246%増)。国有地となっている日本万国博覧会記念公園の約130㌶のうち、現在有償で借り受けている3分の2を購入するための経費により、大幅な増額となった。