近畿地整 猛暑対策取組評価の工事を試行へ

大阪

新たな取り組みなどを審議

 国土交通省近畿地方整備局は6月15日、2026年度第1回近畿地方整備局総合評価委員会(委員長・大西有三京都大学名誉教授)を開き、第2四半期以降に発注する試行案件ついて協議した。近畿地整の齋藤博之局長は、昨年12月に示された、建設工事における猛暑対策サポートパッケージの内容に触れ、「他産業と遜色のない労働条件や環境の実現につなげたい」と意気込みを示した。  試行案件は猛暑対策サポートパッケージに基づき、総合評価落札方式における評価基準を見直し、猛暑対策の取り組み評価を行う。具体的には、本年度内に本官工事の技術提案評価型で1件の契約を想定しており、近畿地整側は、「来年度の夏に工期がかかる工事で適用する」との考えを示し、対象とする案件の絞り込みを進める。  対象案件では、施工上の特定の課題に対する工夫において、猛暑対策に関する技術提案テーマを設ける。取り組みは本官工事のS2型(WTO)、S3型(非WTO)、分任官工事に区分。対象となるのは、入札参加が多く見込まれ、昼間における屋外での作業が多いといった、猛暑対策の効果が大きいと想定される工事となる。  本官工事では、技術提案評価型S型で、指定テーマにおける技術提案をこれまでの最大4つから3つに減らし、その分を猛暑対策の取り組みに充て、1提案を求める。猛暑期間における施工の効率化や省人化により、猛暑期間の施工時間の短縮に資する提案などを想定する。  配点に関しては、本官工事のうちS2型の場合、猛暑対策の取り組みを15点とする。また分任官工事では、猛暑対策の取り組み1提案で10点を配点する。